塔の上のラプンツェル(映画)の原題のタングルドは何を意味する?邦題がついた理由も考察
ディズニー長編アニメの第50作目記念作品の『塔の上のラプンツェル』。
今作は、歌って踊って小動物が出てくるという正統派ディズニーパターンを全部詰め込んでいる記念作にふさわしい作品です。
塔に閉じ込められるヒロインのお話なので、昨今の新型コロナの影響で家にいるしかない私たちの生活に似ている境遇だな、と親近感を覚えずにはいられませんね。
そこで今回は、映画『塔の上のラプンツェル』の原題である『タングルド』の意味やなぜ『塔の上のラプンツェル』という邦題になったのか考察してみました。
Contents
塔の上のラプンツェル(映画)のあらすじ
王国の森の奥深くにある塔に、ラプンツェルという18歳の好奇心旺盛な少女が暮らしていました。
ラプンツェルは、魔法の力が宿る金色の美しい髪を持っていました。
そのため、彼女の髪を狙った魔女のゴーテルに、赤ちゃんの頃に誘拐されてしまい、それ以来高い塔に閉じ込められて暮らしていたのでした。
ラプンツェルは、ゴーテルを本当の母だと信じていましたが、ひとつ願いがありました。
それは、毎年自分の誕生日に空に浮かぶ美しい「灯り」を見に行くこと。
しかし、ゴーテルは外は危険だと言い、ラプンツェルの願いを許してくれることはありませんでした。
ところがこうしたラプンツェルの日常は、大泥棒のフリン・ライダーの出現により変わることになります。
フリンは、スタビントン兄弟とともに城からティアラを盗みますが、仲間割れに。
警護隊に追われたフリンは、ラプンツェルのいる塔へと逃げ込んできました。
ラプンツェルは、フリンを取り押さえ、彼が盗んだティアラを取り上げます。
そして、フリンに盗んだティアラを返すことと引き換えに、自分を塔から連れ出してほしいと頼みます。
フリンはしぶしぶラプンツェルのお供をすることになりますが・・・。
塔の上のラプンツェル(映画)の原題タングルドは何を意味する?
ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』は、アメリカでの原題は『Tangled(タングルド)』といいます。
この「タングルド」とは、いったいどういう意味なのでしょうか?
「Tangled」は、「(糸などが)もつれる、絡まる、こんがらがる」を意味する動詞「tangle」の形容詞で、「もつれた、絡まった、こんがらがった」という意味です。
そこから、ラプンツェルの「金色に輝く魔法の力を持つ髪の毛」のことを指しているのかなと考えられます。
また、誘拐されて塔の上に閉じ込められているラプンツェルの生い立ちから「人生がもつれている」ことも表しているのでしょうね。
邦題がついた理由を考察
原題の意味はわかりましたが、原題の『タングルド』では、日本人にはどんな意味なのか、どんな物語なのか、イメージがわきませんよね。
そこで、邦題では、塔に閉じ込められているヒロインのイメージが伝わる『塔の上のラプンツェル』になったのかなと思います。
個人的にも、『塔の上のラプンツェル』の方がディズニー映画らしい夢を感じ、しっくりくる気がしますね。
映画界の裏事情で原題は『タングルド』になった!
実は、原題が『タングルド』というタイトルになったのには、映画界の裏事情がありました。
前作映画の『プリンセスと魔法のキス』が、プリンセスを全面に出しすぎた女性的なタイトルだったために、男性受けがあまり良くなく、興行収入が予想を下回ってしまったそうです。
そこで、女性だけではなく男性からも共感されるように、ということで、プリンセス感をあまり強く感じさせないタイトルの『タングルド』としたのです。
興行収入のためには、タイトルまでも変えるんですね!
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[/box06]まとめ
映画『塔の上のラプンツェル』の原題である『タングルド』の意味や、なぜ『塔の上のラプンツェル』という邦題になったのかを考察してみました。
『塔の上のラプンツェル』のほうが、『タングルド』より物語が想像しやすく、親しみがわきますね。
ファミリー向けの映画なので、邦題のほうがお子さんでも塔に住んでいるラプンツェルという女の子の話なんだ、とすぐにわかりますね!