塔の上のラプンツェル歌の歌詞からゴーテルの毒親ぶりがわかる?ネットの評判も
ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』は、魔法の長い髪を持った主人公のラプンツェルと盗賊のフリン・ライダーとの恋と冒険を描いたファンタジーです。
ラプンツェルは赤ちゃんの頃にマザー・ゴーテルに誘拐され、塔の中で幽閉生活を送っています。
ゴーテルは、「あなたのためよ」と言って、ラプンツェルが外の世界に出ることを止め続け、ラプンツェルもその言葉に従い続けましたが、フリンとの出会いから外の世界に出ていきます。
今作はファンタジーの要素が強いのですが、それだけでなく、ラプンツェルとゴーテルとの親子関係も非常にイマドキな「毒親」な関係性があるのではないかなと同じ母として感じました。
そこで今回は、母親の視点から、ラプンツェルとゴーテルとの親子関係やゴーテルは毒親なのかを劇中の歌の歌詞や言動から考察してみたいと思います。
塔の上のラプンツェルのラプンツェルが幽閉される経緯
何百年もの昔、太陽から1滴の雫が地上に落ちてきました。
その雫は、魔法の花を咲かせ、人の病気や怪我を治したり、不老不死にさせることもできる魔法の力がありました。
塔の上のラプンツェルに登場する魔法の花 pic.twitter.com/IQWGkNXHMW
— 氷河地帯に現れた正体不明のドラゴンポケモン (@Thank93) September 29, 2018
この花を偶然見つけたゴーテルは、花のある場所に通い、花を草で隠して誰にも見つからないようにしながら、不老不死の美貌を保ちつつ生きていました。
それから数百年がすぎ、花のある近くに王国ができました。
まもなくお妃は妊娠しますが、出産間近で病気になり、母子ともに命の危険におびやかされてしまいます。
兵士たちは、ゴーテルが隠していた伝説の「魔法の花」を探し出し、花は掘り起こされて王室に持って行かれてしまいます。
魔法の花の水でお妃はすっかり元気になり、元気な女の子・ラプンツェル)が誕生します。
どうも、ラプンツェルは母の胎内で魔法を取り込んだようで、髪の毛に魔法の力が宿りました。
ゴーテルは、ラプンツェルの髪の毛を盗もうと王室に忍び込みますが、ハサミでチョキンと切っ瞬間、髪は金色から黒色へ。
ラプンツェルの髪の毛は、切ると魔法の力がなくなってしまうことがわかったゴーテルは、ラプンツェルを誘拐してしまいます。
ラプンツェルは人里離れた塔に幽閉され、ゴーテルが「母親」と信じ込み18年間育てられます。
ゴーテルの歌の歌詞からわかる毒親ぶり
あらすじがわかったところで、ゴーテルの毒親ぶりを見ていきましょう。
ゴーテルが歌う歌の歌詞には、毒親らしい子供への人心掌握術がしっかりと込められています。
あなたのため
ゴーテルの歌う歌「Mother Konws Best(母が1番わかってる)」という歌の歌詞の中には、
- 「ねぇわかるでしょ なぜ外に出さないか あなたを守るためなのよ」
- 「母親が1番よくわかってるのよ」
- 「母親はあなたを助けるためにいるのよ」
- 「信じなさいお母さまを、外は危ない」
- 「強盗 ギャング うるしに台風 食中毒 オバケ 毒虫や牙のある男 おお怖いわ心配なの」
と、ラプンツェルに「外は危ないし、あなたのことを一番よく知っているわたしのことを信じなさい、外に出さないのはあなたのためなのよ」と伝えます。
ダメな子
一方、
- 「あなたったらほんとお花みたい そうとてもかよわいの」
- 「あなたはね まだ赤ちゃん」
- 「泣き虫 裸足 幼稚でドジ」
- 「あなたみたいな子供、好かれるはずないでしょ」
- 「世間知らず すぐ騙される 常識なんかゼロ」
とあるように、「あなたはまだ幼くてかよわくて、世間知らずですぐ騙されて、誰からも好かれるわけがないでしょ」とラプンツェルに対してダメな子扱いをします。
もちろん、どんな親も子供をおだてたり、たしなめたりすることはありますから、この歌詞だけで、毒親と決めつけることはできませんね。
毒親とは、「自分の願望成就やや不満解消のために、自分の子供に「あなたのため」と置き換えて子供を通して自分の欲を達成しようとすること」です。
その点からみると、ゴーテルは自分の不老不死や美貌のために、ラプンツェルを育てていたのですから、十分毒親と言えますね!
そんな毒親でも、ラプンツェルにとっては「価値を与えて愛してくれる母」と「心配という名の価値を奪う母」が混在しているので、ラプンツェルはなかなかゴーテルから離れられなかったのでしょうね。
ゴーテルの毒親ぶりの評判
ネットでは、ゴーテルの毒親ぶりの評判が様々にあります。
一番悪いのはゴーテルだから!!!!あの毒親めーーー!!
— 桧辻ヤミ(旧・闇ヒツジ)🎩漫画家志望 (@jackinmadparty) March 8, 2020
自分の欲のためにラプンツェルを誘拐し、18年も幽閉して利用していたのですから、「ゴーテルは毒親」と感じる人がいるのは当然ですね。
一方、ゴーテルは毒親だとしながらも、ラプンツェルが元気で明るく育ったことに、育て方がうますぎる、という意見も。
娘と一緒に久しぶりに『塔の上のラプンツェル』見たら、毒親とそこから決別する娘の話だってようやく気づき、さらにあの毒親っぷりが自分の母親と駄々かぶりで途中からきつかった。
そんで何よりあの毒親からあんな元気で明るいラプンツェルが育つってのは無理だ。育て方うますぎる。— 23okasan (@23okasan) March 8, 2020
ひとくくりにゴーテルを毒親と言ってしまっていいのものか、疑問が残りますね。
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[/box06]まとめ
今回は、『塔の上のラプンツェル』のラプンツェルとゴーテルとの親子関係やゴーテルは毒親なのかを劇中の歌の歌詞や言動から考察してみました。
ラプンツェルは最後には、毅然とゴーテルに「NO」と言えましたね。
ラプンツェルの毒親からの成長ぶりを見ながら映画を観てみるのも面白いのではないでしょうか。