【テセウスの船】は実話なのか?音臼小事件は過去の3つの実在事件に酷似している!
2020年1月19日からドラマ『テセウスの船』が始まりました。
このドラマは、1989年6月24日に音臼村の小学校で、児童と教師の21人が無差別に毒殺され、犯人として逮捕されたのは、村の警察官だった佐野文吾でした。
28年後、佐野の息子・田村心は、死刑判決を受けてもなお無罪を主張する父親に冤罪の可能性を感じ、過去にタイムスリップして真実を調べていくというストーリーです。
このストーリーが実話ではないかと噂されています。
特に、無差別毒殺事件が、過去に日本で起きた実在事件と非常に似ていると感じました。
そこで今回は、テセウスの船の話は実話なのか、音臼小無差別殺人事件は日本で実際にあった事件なのかについて調べてみたいと思います。
Contents
テセウスの船1話あらすじ
1989年(平成元年)6月24日、音臼村で謎の連続毒殺事件が発生します。
逮捕されたのは、村の警察官である佐野文吾(鈴木亮平)。
父親の逮捕により、隠れるように生きてきた田村心(竹内涼真)。
そんな心の過去を受け入れ、いつも励ましてくれる最愛の妻(上野樹里)。
しかしそんな最愛の妻も、妊娠中毒症により、出産直後に亡くしてしまいます。
妻は息を引き取る間際に「お父さんを信じて」と心の手を握りしめ言い残します。
心は、父親の冤罪を信じて妻の残してくれたノートを頼りに調査を始めますが、音臼小跡地に来た心は、なんと事件が起こる直前の31年前にタイムスリップしてしまいます。
そこには事件が起こる前のまだ幸せな家族の姿がありました。
心は、事件によって隠れるように生きてきた田村家の壊れてしまった幸せを取り戻すために謎を解明し、事件を阻止して過去を変えようと奮闘しますが・・・。
音臼小事件は実際に起こったあの事件に似ている!
『テセウスの船』の原作を読んで、音臼小無差別殺人事件が、かつて日本で実際に起こった事件に似ていると思った方も多かったようです。
実際に起こった事件1:和歌山毒物カレー事件
1998年(平成10年)
・和歌山毒物カレー事件#平成の出来事 pic.twitter.com/BGFHpyqcKC
— JS.Kenta (@Transverse_Line) April 30, 2019
1998年、和歌山県和歌山市園部という小さな地域での夏祭りで、提供されたカレーライスのカレーに毒物が混入しており、カレーを食べた67人が中毒症状を訴え、そのうちの4人が死亡した事件です。
このときに使われた毒物は、「ヒ素」でした。
テセウスの船は「青酸カリ」なので、毒物は違いますが、毒物混入による無差別殺人という点では似ていますね。
このカレー事件で逮捕された「林眞須美」の自宅からはヒ素が見つかっており、殺人と殺人未遂の容疑で逮捕、起訴され、裁判の判決では「死刑」が確定しています。
ところが、林眞須美は逮捕から一貫して「無実」を主張しています。
このあたりは、テセウスの船で犯人になった「佐田文吾」と同じですね。
自宅から毒物が見つかったり、逮捕されたりするところや、死刑が確定になっても「無実」を主張するところもテセウスの船はカレー事件にそっくりです。
実際に起こった事件2:附属池田小事件
8人の児童が犠牲になった「附属池田小事件」から今日で15年 https://t.co/Dl6q1NN9gK #附属池田小事件 #宅間守 #事件 #拡散
— 【最新まとめ】まとめまとめ (@matomame3) June 8, 2016
2001年6月に大阪府池田市の大阪教育大学附属池田小学校で発生した、出刃包丁による小学生無差別殺傷事件です。
児童8名が殺害され、児童13名・教諭2名が傷害を負った大変残酷な事件です。
犯人の宅間守は現行犯逮捕され、後に死刑となりました。
テセウスの船でも事件の現場は小学校ですし、児童が複数名殺害されている点でも似ていますね。
実際に起こった事件3:松本サリン事件
冤罪事件について自分の見識の浅はかさを初めて知ったのは、松本サリン事件のとき。河野義行さんが疑われたとき、中学生だった自分は、報道だけ見て「こいつ絶対犯人!にもかかわらず被害者ぶってる!絶対に許すまじ!」と噴き上がってた。
その後、麻原彰晃が捕まって、何も言えなかったよ。— 中村剛(take-five) (@take___five) April 6, 2019
1994年6月に長野県松本市でオウム真理教教徒らにより、神経ガスのサリンが散布され、死者8人が出た事件です。
このときは、まったく無関係の河野義行さんが、半ば公然と警察とマスコミに犯人として扱われてしまいました。
その背景には、ずさんな捜査を実施した警察とマスコミのなれ合いがあったとも言われています。
後に、河野さんが持っていた農薬ではサリンが調合できないことが判明しました。
さらにその後、オウム真理教による地下鉄サリン事件が起こりました。
テセウスの船では、警察官の父の冤罪を息子が晴らそうとしますが、冤罪という点では、この松本サリン事件に似ているように思います。
以上3つの実際に起こった事件をミックスしたものが、『テセウスの船』の事件や状況に大変似ている気がします。
しかしながら、原作者の東元さんからのコメントはないので、はっきりとしたことはわかりません。
いずれにしても、「小学校」「毒物」「冤罪」がキーワードのようですね。
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まとめ
『テセウスの船』の話は実話なのか、音臼小無差別殺人事件は日本で実際にあった事件なのかについて調べてみました。
真相は明らかではありませんが、間違いなく「小学校」「毒物」「冤罪」がキーワードであることは間違いなさそうです。
第2話以降も、真犯人探しをしながら事件の真相をみていきたいと思います。