スマホを落としただけなのに2映画の犯人やMの正体は?原作小説からネタバレ!
映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』が2020年2月21日(金)に公開されます。
今作は、2018年に北川景子さん主演でヒットした『スマホを落としただけなのに』の続編となります。
そこで今回は、映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』の結末や犯人の正体を原作からネタバレしていきたいと思います。
Contents
『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』あらすじ
続編となる今作は、事件を解決に導いた刑事・加賀谷を主人公に、殺人鬼として捕まった浦野も再登場します。
加賀谷役の千葉雄大、浦野役の成田凌は前作に引き続き登場し、新たなヒロイン・美乃里役に白石麻衣が加わります。
※原作では、主人公の刑事役の名前は桐野良一と言いますが、映画版では加賀谷学となります。
長い黒髪の女性ばかりを狙った連続殺人事件が起こります。
神奈川県警足柄署の刑事として、事件を追っていたのは「加賀谷学」です。
県警は、連続殺人鬼の「浦野善治」を逮捕して事件は幕を閉じたかに見えましたが・・・。
連続殺人事件から数カ月後、加賀谷は、神奈川県警県警サイバーセキュリティ対策課に所属していました。
浦野を捕まえたにも関わらず、若い女性の遺体が同じ殺人現場からまた発見され、捜査が進まない中、加賀谷は最後の手段として、殺人鬼・浦野への面会を申し込みます。
「お前が、殺したのか?」と尋ねると、刑務所で自由を奪われた浦野は、かつて自分にネット犯罪の全てを教えてくれた、謎の人物「M」の存在を明かします。
浦野は、自分と似ている加賀谷の存在に興味を持っていたので、「自分なら、Mに近づくことが出来る」と加賀谷にささやきます。
そして、加賀谷は浦野と手を組むことに。
その頃、加賀谷の恋人「松田美乃里」に、魔の手が忍び寄っていました。
美乃里は、加賀谷がかつて務めていたITセキュリティ会社に勤務しています。
2人は付き合って3年が経ちますが、加賀谷の将来について煮え切らない態度に不満を募らせていました。
美乃里は、友人の安西優香とカフェで会話をしていたとき、謎の男が、ダミーの「フリーWi-Fiで美乃里のスマホ情報を、全て自由に閲覧していました。
さらに「バックドア」と呼ばれる裏口を作り、いつでもアクセス出来るようにしていました。
やがて加賀谷は、美乃里が謎の男に狙われていることに気付きます。
なぜ犯人は、美乃里を狙うのか。
それとも浦野の犯行なのか?
やがて事件は誰もが予想しない展開となり、加賀谷は愛する者の命だけでなく、自分が抱える秘密までも危険に晒されてしまいます。
現代社会ならではのホラーは今作も健在
映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』は、『リング』『仄暗い水の底から』『クロユリ団地』『劇場霊』といった、数々のホラー映画で知られている、中田秀夫監督の作品です。
前作は、田中圭さん演じる富田誠がたまたまスマホを落としてしまったところに、成田凌さん演じる凶悪殺人犯・浦野善治にスマホを拾われ、北川景子さん演じる稲葉麻美の個人情報を知られ危険にさらされる、というストーリーでした。
まさに現代社会特有のホラーと言える前作でしたね。
今作でも、その不気味さは今作でも健在のようです。
浦野が収監されているのに事件は終わらないのは、前作以上の恐怖が待ち構えていると言えますね。
果たして浦野が何らかのトリックで収監されつつ殺人を続けていたのか?
それともMの犯行なのか?
それともほかに本当の犯人がいるのか?
そして、加賀谷は犯人を捕まえることができ、美乃里はどうなるのか?
見どころ満載ですね。
それでは、犯人は誰なのか?結末はどうなるのか?を原作小説から確認してみましょう。
犯人の正体を原作小説からネタバレ
┏━━━━━━━━━━┓
◆ #成田凌 as 浦野善治 ◆
┗━━━━━━━━━━┛加賀谷(#千葉雄大)が追っていた連続殺人事件の犯人⚡️
あらゆるサイバー犯罪の知識に精通していて、自身と同じトラウマを抱えた加賀谷に関心を示す。#スマホを落としただけなのに#スマホ落とし #2月21日公開 pic.twitter.com/mFetxEb429— 映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』 (@sumaho_otoshita) January 23, 2020
桐野は負傷しつつもMを追っていき、その正体が「笹岡一」という美乃里が秘書をする社長だとわかります。
笹岡は、会社の資金繰りに困っていたことやビットマネー社の管理の甘さを知ったことから不正を働いたことを明かします。
さらに、「神宮寺紗綾子」を殺害したことも認めました。
ところが、殺された長谷川祥子、吉見大輔、神宮寺紗綾子のうち、神宮寺紗綾子以外の殺害は否認したのです。
その一方で、桐野は浦野から笹岡一はMではなく、元々のMは、その正体を掴んだ浦野が殺していたと聞きます。
その後毒島が、かつて浦野という天才的な子供がいたことを突き止めます。
彼こそがMだったのです。
そしてMは、現在浦野と名乗っている男に殺されていたということだったのです。
つまり、犯人は「浦野光治と名乗っている何者か」ということです。
スマホを落としただけなのに2の見どころ
警察の交通網まで乗っ取る恐怖
前作では、一般人がスマホを落としただけで、恋人が殺人鬼に狙われてしまう恐怖が描かれていましたが、今作はスマホだけではなく、パソコンやさらには仕事場のセキュリティ、警察の交通網まで乗っ取られてしまいます。
ハッカーVSハッカーの高度なITスキルの戦いが繰り広げられ、仮想通貨の流出事件やSNSの乗っ取りなどは、もはや現実社会で実際に起こっている犯罪ですから、映画の中のこととは思えませんね。
他人になりすます恐怖
また、この「スマホを落としただけなのに」シリーズの怖いところは、スマホを乗っ取るだけでなく、他人に成りすますという点です。
前作でもこの他人への成りすましは、ヒロインの最大の秘密にも繋がっていましたね。
ネット社会では、名前の偽装だけではなく、指紋やDNA、顔写真などの個人情報までは書き換え可能なので、今後、空港の入国ゲートさえも他人に成りすまし通ることが出来るようになるかもしれませんよね。
この映画のみどころは、とても身近な「スマートフォン」というアイテムの脆弱性がもつ恐怖を私たちに教えてくれることであると思います。
スマホを落としただけなのに2の感想
前作の観客の感想でも
一昨日『スマホを落としただけなのに』鑑賞、ぷち感想をば。
イカれたシリアルキラーが気持ち悪くて怖かったよぉぉぉ!北川景子さんと一緒になって叫んでしまったよ(心の中で…)。いわゆるスマホのキーコード、セキュリティには細心の注意を、という啓蒙の意も含まれていたかと。
— Prince of Scotch (@princeofscot) December 28, 2018
スマホを落としただけなのに。
観てきました。感想はただひとつ。
怖くてスマホ使えねぇ。— 杏仁豆腐:しばらくさようなら。 (@VOXY__Toymani) December 17, 2018
自分のスマートフォンを絶対に落とさないようにしたいという声や、セキュリティをしっかり管理したいといった声が多く上がったようです。
前作同様、本作でも便利なはずのアイテムであるスマートフォンやSNSといったツールを駆使して描かれており、そこに着目しながら観ると、より引き込まれると思います。
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まとめ
映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』が、原作通りの展開なら、前作でも登場した連続殺人鬼の浦野がどのような動きをするのか、どのように描かれているのかが大変興味深いですね。
また、浦野が加賀谷と協力するということで二人の関係性も気になるところです。
加賀谷を演じる千葉雄大さんと浦野を演じる成田凌さんがどのようにドキドキさせてくれるのか、今から楽しみですね。
また、コンピューターウイルスの進化やネットのセキュリティ管理などは、ついつい忘れがちになってしまいます。
この作品は、「自分は大丈夫!」と思っていたあなたにも喝を入れてくれるかもしれませんよ!