ピーターラビット(映画)はひどいしむかつく?原作絵本とのあらすじの違いも
映画『ピーターラビット』が、2021年6月25日 21時~『金曜ロードショー』地上波で初放送されます。
映画『ピーターラビット』は、イギリスの原作絵本「ピーターラビット」シリーズ初の実写版映画で世界中で話題になりました。
しかし、日本では「これがピーターラビット?」と戸惑いの声が上がっていたようなのです。
そこで今回は、
- 映画『ピーターラビット』のあらすじ
- つまらない、むかつくといった評判
- 原作絵本との違い
についてまとめてみました。
ピーターラビット(映画)のあらすじ
豊かで美しい自然が広がるイギリスの湖水地方で、うさぎのピーターは三姉妹の妹フロプシー・モプシー・カトンテール、いとこのベンジャミンと大きな木の根元で暮らしています。
今日は怖いマグレガーおじさんの庭の畑に忍び込んで、野菜をいただきました。
しかし、調子に乗っておじさんにつかまりそうになってしまいます。
もう間に合わない!間一髪のところを、自然を愛する優しい隣人の女性ビアに助けられます。
ビアはいつでもうさぎたちの味方でした。
画家の卵である彼女が描いたうさぎたちの絵を前にすると、ピーターは悲劇を思い出します。
この絵のうさぎたちは、ピーターたちのお父さん。
家族のために畑に忍び込んだものの、マグレガーおじさんにつかまりパイにされてしまったのです。
もう畑には入らないと約束したピーターですが、父の形見の青シャツが掲げられているのをみつけます。
シャツは取り返しますが、ピーターはおじさんにつかまってしまいます。
しかし偶然その時、おじさんは心臓発作で倒れてしまい、難を逃れます。
おじさんがいなくなったことで、ピーターは付近の動物たちを招き入れます。
畑では野菜食べ放題、家の中では好き勝手に暴れまわったり、踊ったりと大騒ぎです。
マグレガーおじさんのおいのトーマスは、ロンドンの有名デパートハロッズに勤める昇進を狙う野心家。
しかし彼は昇進できなかったショックで暴れてしまいクビになってしまいます。
そんな彼に田舎のおじさんが亡くなったとの知らせが届き、面識はないものの遺産整理に向かうことに。
トーマスが家に到着すると野菜は散乱してるわ、家の中からは動物が出てくるわで、潔癖症の彼はもうパニック!
しかし、隣りに住む美しいビアに出会い、彼女の前では動物が嫌いだということを隠します。
そのため、こっそりと動物たちを駆除しようとするのでした。
翌日、トーマスは、ベンジャミンを捕まえると麻袋に入れて車ででかけます。
ピーターたちは慌てて荷台に乗り込み、隙を見てベンジャミンを救い出します。
そうとは知らず、トーマスは橋の上から麻袋を川に投げ込みますが、その中にはビアからプレゼントされた双眼鏡が入っていたことに気づきます。
トーマスは慌てて川に飛び込み、びしょぬれになりながら回収。
これで怒りに火が付いたトーマスは、うさぎ駆除のためにダイナマイトを買い込みますが、店の外で偶然ビアに出会い、そのことを隠したまま彼女を送っていくのでした。
トーマスとビアは一緒に過ごすことが多くなり、二人の距離が縮まっていきます。
それを見て、ピーターのトーマスに対する敵意は日に日に高まっていきます。
ある日、ビアの家でトーマスとピーターは、ビアから仲良くしてほしいと言われます。
彼女の前では仲良くするふたりですが、見ていないところでは激しいバトルを繰り広げます。
ピーターは、トーマスを追い出すべく、様々なワナを彼の寝室に仕掛けいやがらせをします。
対するトーマスも柵に電流を通しますが、ピーターたちは更に細工をして逆にトーマスが感電して失神してしまいます。
そしてとうとう、トーマスはピーターたちの巣にダイナマイトを仕掛けます。
そこにビアが現れ、その場を取り繕うトーマスを陥れるべく、ピーターはダイナマイトのスイッチを自ら押してしまいます。
するとピーターたちの家がある木が爆発で倒れ、ビアの家を壊してしまうのでした。
ピーターラビット(映画)はひどいしむかつく?
映画『ピーターラビット』は好評になった半面、問題視する声も見られました。
どのような作品であっても賛否両論ありますが、映画『ピーターラビット』は、「ひどい」「むかつく」という評判があるようです。
いったい、これはどういうことなのでしょうか?
ほのぼのとしたイメージの強い原作とは違い、映画版のピーターは、とてもやんちゃな性格。
トーマスに仕掛けるいたずらは、命を狙うレベルになっているところが指摘されています。
だめ!むり!この映画は最後まで見れない!ひどい!全然ピーターラビットの人の正しいあり方を映画化してない。主演女優の選択がまずよくないし、撮影の技術もアニメーションも中途半端、小道具も。実際のピーターラビットの出版過程とも違うし、なめとんのか!
— Syosa (@sy0sa) October 30, 2010
ピーターラビットはつまらないんじゃないねん。腹立つねん。なんやねんあの害獣超絶自己中で人間なら犯罪のことを罪悪感なくするしそれでなぜか被害者ヅラするし。殺人未遂してますからね。過失じゃなく故意で。ピーター好きな人にはいいんじゃないすか。僕は嫌いです。
— nyaru (@nyaru8) December 30, 2018
ピーターラビットは帰国直前にアメリカで見てきた。あのウサギたちは客観的に見て行いはひどい。人間もみな自己中でロクなのいない。
日本だとウサギは愛玩動物だけど制作してるイギリスもオーストラリアもウサギは害獣なのでその前提で見ないとなと思いつつ、横で見ている子供はどう見るかと思った。— Atsushi Oshio / 小塩真司 (@oshio_at) May 27, 2018
たしかに、子どもと一緒に見るには、親としてはちょっと困った描写ですね。
ピーターラビット(映画)と原作との違い
監督のウィル・グラックは、映画化に対して慎重だった『ピーターラビット』の原作を継承している団体を、長い時間を懸けて説得したという話もあります。
原作団体もなかなかOKをくれなかったということは、原作とは別物として見るほうがいいのかもしれませんね。
本作を「ひどい」「むいかつく」といった意見はごく一部ですが、原作が好きな方は、映画『ピーターラビット』を鑑賞する前に、参考までに頭に入れておいてもいいかもしれませんね。
ピーターラビットの声は、千葉雄大さんが務めています。
うさぎのようにかわいらしい千葉さんなのに、あだ名が意外!
まとめ
今回は、映画『ピーターラビット』の
- 映画『ピーターラビット』のあらすじ
- つまらない、むかつくといった評判
- 原作絵本との違い
についてまとめました。
ご紹介してきましたように批判的な意見はありますが、決して評判が著しくよくないということではありません。
原作とは異なる作品として観ると面白いのではないでしょうか。