反抗期の息子への対応方法は?10歳の俺様子供の効果的な接し方
10歳の壁、小4の壁、という言葉を聞いたことがありますか?
子供は10歳頃から思春期に入り、親に対して偉そうな口を聞いたり、言う事を聞かなくかったりして、親としても対応にほとほと疲れてしまいますよね。
「小さな頃は、あんなに可愛かったのに・・・。でも、思春期だから今は仕方がないのかな」と思ってみたり。
でも、「俺様子供」を放置しておくことは、なにより子供のためになりません。
そこで今回は、子供がいうことを聞かない、子供とどう接したらいいのかわからない、そんな「俺様子ども」への効果的な対応方法をお伝えしていきたいと思います。
Contents
俺様子どもとは?
「俺様子ども」とは、「自分一人で生きている」 と思っている、ワガママで自己中心的な子供のことです。
自分の子供はみんな可愛いので、ウチの子に限って・・・と思ってるかもしれませんが、偉そうな態度を取る子供は間違いなく「俺様子ども」です。
深刻な事態の「俺様子ども」
俺様子どもについては、学校ではすでに深刻な状態になっているようで、授業中に歩き回る、真面目に授業を受けない、授業中に先生に消しゴムをぶつけるなど常識では考えられないことが起こっています。
わたしの息子の通っていた小学校でもここまではひどくなかったですが、先生に対しての暴言が飛び交い、先生が泣かされていたり、授業ができなかったりしていたこともあったようです。
これって、完全に大人をなめていませんか?
「俺様子ども」が育つ原因
「指導力不足の先生がいけないんじゃないの?」という声があるかもしれませんね。
正直なところ、一部の指導力のない先生ややる気のない先生もいるかもしれませんが、ほとんどの原因は学校ではなく、「家庭の中」にある気がしてなりません。
子供は親にとって可愛くて仕方のない存在。
我が子を永遠に「純真無垢な存在」と思っているのではないでしょうか?
私もそう思っていた一人なので(笑)、よくわかります。
でも、子供というのはズル賢いもので
- 自分のワガママをどうしたら聞いてもらえるか
- どう言えば親は許してくれるか
- どうすれば責任から逃れることができるか
ということだけは上手にできてしまうものなのです。
もしかしたら我が子もそうかも?と思った方は、まず以下のチェックリストをやってみてください。
子どもの「俺様子ども度」チェック
- 親の言うことを聞かない、しない
- 親に命令をする
- 親に嘘をつく
- ○○をしてくれなきゃ××をしないと駆け引きをする
- 親を無視する
もしひとつでも当てはまるようなら、あなたのお子さんも「俺様子ども」の可能性が高いですよ。
親の「なめられてる度」チェック
- 子供に嫌われたくないと思っている
- ついつい子供に気を遣ってしまう
- 子供の失敗をフォローする
- 叱らないように我慢している
こちらもひとつでも当てはまるようなら、あなたはお子さんに「なめられてる」可能性が大!
こんな風に偉そうに書いていますが、我が家も「俺様子ども」がいました。
我が家の息子も
- 平気で嘘をつく
- ○○してくれなければ××しないと駆け引きをする
と、まさに「俺様」な息子でした。
当時の私は、常に息子の顔色を伺い怒らなくて済むように、失敗しないように、フォローしていたのです。
これは今だから分かりますが、きっと「自分の子育て」に自信が持てなかったからだと思います。
「俺様子ども」への対応方法
では、実際に俺様子どもには、どのように対応したらいいでしょうか?
私が実際に行った効果的な方法をご紹介します。
子供が親の言うことを聞かなければ親も子供の言うことを聞かない
誤解して欲しくないのですが、「親の言うこと」というのは、子供のためになることのみです。
勉強をしなさい、片付けなさい、約束は守りなさい、などの子供にとって必要最低限なことについて注意しても無視したり、ルールを守れないのであれば罰を与えましょう。
例えば、ゲームを1週間禁止にするなどの子供の好きなものを期間を決めて、取り上げることが一番効果的でした。
また、期間を決めたらその期間は「絶対に渡さないこと」が大切です。
子供が失敗したら自分で責任を取らせる
自分がやったことは、自分で責任を取らせます。
例えば、子供が忘れ物をしてしまった場合
✖親が届ける
〇なくて困ったり、先生に怒られる
このように、自分の失敗したことの責任を自分で取り、今後どうしたら失敗しないのかを考えさせることが大切ですね。
子供の思い通りにさせない
子供が当然のように大人を思い通りに動かそうとしても、ダメなものはダメとハッキリ伝えましょう。
社会に出れば、思い通りにいかないことばかりです。
だめなことはハッキリとNOと伝え、自分の思い通りにならない事を理解させましょう。
子どもの嘘を見抜く
子どもだけでなく、親でも嘘をついてしまうこともあるでしょう。
でも、嘘をついても平気だと思わせてはいけません。
嘘をつくと必ずバレる、ということを子どもに理解させましょう。
嘘を見抜くには、子どもの様子をしっかり見ることですね。
始めのうちはわからなくても、しっかり見ていたら嘘を見破る事ができるようになります笑
子どもを信じる = 子どもの言葉を信じる、ということではないですから。
このように親の対応を変えるだけで、間違いなく子どもに変化が現れますよ。
厳しくしても大丈夫
子どもが悪い事をしたら、嫌われたとしても、厳しい態度が必要です。
子どものすることを全て受け入れ、容認して、その結果将来どうなったとしても構わない、と思うのであれば放っておけば良いでしょう。
なんだか厳しくて逆効果なのではないの?と思うかもしれませんね。
しかしながら、子どもはとても可愛いもので、厳しくしていても、しつこいほど話しかけてきます(笑)
親がどんなに反抗されても、子どもを可愛くて仕方ないと思うように、子どもも親を嫌いにはなれないのでしょうね。
厳しさとともに認めている思いを伝えよう
厳しさの大切さを伝えてきましたが、いくら子供の幸せを願って厳しくすると言っても、厳しいだけでは子供の心は折れてしまいます。
厳しさの中にも「あなたを認めているよ」というメッセージを込めることが大事ですね。
例えば、ものすごい厳しい人があなたの上司だったとしましょう。
いつも厳しくあなたを注意します。
しかし、ある仕事であなたが成功を収めたときに、その上司に「お前、本当によくやったな」と言われたら、あなたはどう思うでしょうか?
認められたと思い喜んでしまうのではないでしょうか?
注意するときは厳しく、ほめる時は大げさにほめる。
それも大事な点かと思います。
まとめ:思春期の「俺様子ども」から逃げない
思春期の俺様子どもの対応方法についてご紹介しました。
我が子が社会の中に放り出された時、辛いこと、苦しいことが少なからずあるでしょう。
そんな時でも、心が折れない強い人間になるために、親は逃げずに子供と向き合っていく必要があるのではないでしょうか?
俺様子供に困ってしまっているお父さん、お母さん、逃げないでくださいね!